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株式投資型クラウドファンディングという資金調達はアリなのか

こんにちは、ガネゾウ(@gane_free)です。

起業をする際、自己資金でやる、VCやエンジェル投資家から調達する、銀行や日本政策金融公庫などから融資を受けて会社を始めるという主に3パターンがあります。

その中でも新たな資金調達方法として、株式投資型クラウドファンディングというものが注目を集めています。プロジェクトをみると、まだプロダクトがない状態でも1000万円以上調達できているものもあり、想像以上に資金が集まっている印象でした。

通常のクラウドファンディングは、何か目新しい商品やイベントを実施する際に、クラウドファンディングを活用して資金調達をするものです。それが企業の株式投資になるので、投資の見返りとして商品やサービスを受け取るのではなく、未公開企業の株主となれる点が大きな特徴です。

つまりリターンはその出資した先が上場かM&Aで売却した時に投資家はリターンを得られる仕組みになります。投資を募る企業側にとっても、事業に共感してくれた投資家から少額ずつ資金を調達できる新たな手段として関心を集めています。

本記事では、通常のVCやエンジェル投資家から調達するよりも株式投資型クラウドファンディングというものがアリがナシか、様々な視点から見ていきます。

株式投資型クラウドファンディングのプラットフォーム

株式投資型クラウドファンディングの有名なプラットフォームには2つありました。

・ファンディーノ
https://fundinno.com/

日本の企業のうち99.7%を占め、日本経済に大きな影響を与えるベンチャー・中小企業。その中には優秀な技術やアイデアを持ちながら活かしきれていない企業も数多く存在する。FUNDINNOではそのような企業の情報を投資家に届け、マッチングをすることで中小・ベンチャーを応援するプラットフォームを目指していくという。
https://jp.techcrunch.com/2017/07/20/fundinno-fundrasing/

・エメラダ・エクイティ
https://emeradaco.com/

「日本版AngelList」と言うイメージのようです。

1つはエクイティー(株式)によるファイナンスプラットフォーム。スタートアップ企業と個人投資家を結び、1件あたり数千万円の資金調達のマッチングを行うもの。もう1つのサービスは機関投資家を対象にしたP2Pによるデットファイナンス(借入)のプラットフォーム。
https://jp.techcrunch.com/2017/04/05/emerada-raised-200m-yen/

IPOやM&A時に難航する可能性がある

順調に数千万円調達し、その後サービスがグロースしていったとします。投資家の回収としてはIPOかM&Aでの売却がゴールになります。

株式投資型クラウドファンディングサイトの成約案件を見てみると、支援者が200〜300人といます。IPOやM&Aの時には出資者が多いと手続きや交渉で相当面倒な手続きが必要です。特にM&Aでは買収先が面倒すぎて買いたくないという心理が働くと思います。調達した企業が出資者に対し不利な契約にしたりと契約段階でも揉めそうなイメージがあります。

また、株式投資型クラウドファンディングはVCよりValuationが高くつく傾向が強いように感じました。一見良さそうなのですが、次回以降のラウンドで調達する際にちゃんとサービスが伸びていないと資金調達が難しくなってしまいます。初回のValuationを上げすぎないように注意しましょう。

2018年時点ではVCやエンジェルからの調達は極めて容易な環境なので、まずはそこから調達すべきです。そのマーケットが変化しなかなか資金調達ができなくなってきた際に、株式投資型クラウドファンディングを検討してみても良いかと思います。

今後上記で紹介したプラットフォーム2社がそういったトラブル回避をするためにどういうサービス改良をするかが楽しみです。改善次第では魅力的な資金調達方法になるのではないでしょうか。

ガネゾウ
ガネゾウ 

30代投資家・起業家 / 20代で起業⇒ 会社売却⇒ 現在はビジネスをしながら幅広い金融商品を運用中。ブログの感想、相談事、仕事のご連絡はTwitterまで。詳しいプロフィールはこちら

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