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「勘違いさせる力」で人生が大きく変わる|錯覚資産

こんにちは、ガネゾウ(@gane_free)です。

最近話題の本を読みました。社会人になって成功するには実力があれば何事もうまくいくと思いますが、そうではなく錯覚資産という勘違いさせる力次第で成功するかしないかが分かれるという面白い本でした。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
著者:ふろむだ

 

本書での一番のキーワードとして「錯覚資産」と呼ばれるものがあります。
※錯覚資産とは本書での造語です。

この世界は、思考の錯覚に満ち溢れている。
 
なぜなら、「プラスのイメージを引き起こすもの」であれば、なんでも「全体的に優秀」という思考の錯覚を引き起こしてしまうからだ。
 
たとえば、「売り上げを半期で73%増やしました」「DAU500万人のアプリのサーバを運用していました」「株式会社凸凹商事の営業部長をやっていました」「月間300万PVのブロガーです」「あの有名人のベストセラー本を担当した編集者です」なんていうわかりやすい実績は、どれも「思考の錯覚」を作り出す。
 
たとえそれが実力によるものではなく、上司や同僚や部下や顧客のおかげで達成できた実績だったとしても、強烈な思考の錯覚を生み出すのだ。
 
もちろん、麻雀の強さでも、絶妙なタイミングのつっこみでも、しゃれたジョークでも、住んでるマンションでも、学歴でも、経歴でも、あなたの想像もしなかったような、実にさまざまなものが思考の錯覚を作り出す。
 
ここで重要なのは、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能するということだ。本書では、これを「錯覚資産」と呼ぶ。

これイメージわきますよね?

・起業して社長やっていました
・ベンチャーで役員やっていました
・取引先に大手企業の実績あります
・リクルートでMVP獲ったことあります
・東大出身です     

などなど。

簡単に説明すると、人は実力だけではなく、「あの人はすごそう!」と勘違いさせることによって、良い機会を得ることができ、それが積み上がっていくと、錯覚させる力がある人とない人では圧倒的に差がついていくという話です。

サラリーマンでも出世する人は優秀な人でなく、社内政治が上手い人が出世するということはよく聞きますよね。

あとは面接する時。私も何1000人もの面接をしたことがありますが、MVP獲ってたりすると、この人は営業力ありそうで成果を残せる人だな。とフィルターをしてはいけないと思っていても自然とこの人はできる人だなと下駄を履かせてしまうことがあります。

でもMVPの中身を聞いてみると対象者が10人だったり、月間MVPでたまたまその月に大型案件を受注してはい達成しただけだったということもザラにありますね。まじかよと…

この本ではそういったものを錯覚資産と定義しています。

錯覚資産をうまく利用する

人によってレバレッジの掛け方が変わります。錯覚資産を活用する側の立場からみていきます。2つ例え話をしますね。

 

例)営業マン

Aさんという広告代理店で働いている人がいるとします。

彼は大学時代に学生団体のトップを務めており、女性向けファッションショーのイベント集客で成功した実績があります。その企画は実質は1年生から出たアイデアを元に集客したところ当りました。しかし本人はそのトップを務めていたのはAさんなので自分の実績と自負しています。

その実績を聞いたAさんの務めている広告代理店の先輩Bさんは、「Aさんは学生の時に女性向けイベントで成功したから、今回女性イベントの企画を任せてみよう」とAさんに打診しました。

Aさんは「任せてください!」と依頼を快く受けました。

出てきたイベントの企画案はそんなに奇抜ではなかったのですが、先輩BさんはAさんが企画したものだしクライアントにも喜ばれるのではないかと思い、そのままクライアントへ提案しました。

結果は、無難だか企画案は通り、無事にプロジェクトは終えました。

その後Aさんには女性向けイベントならAさんに聞け!という社内評判が立ち、様々な案件相談がくるようになり、最初は対して実力もなかったAさんも案件をこなしてくうちに女性向けイベントに精通し、本物の力を身に付けることができました。

女性向けイベントにちっとも詳しくなかったAさんは錯覚資産により、女性向けイベント=Aさんというブランディングに成功したのです。

 

例)起業家

起業家もうまく活かせます。

起業家Mさんは1回目の起業は大失敗。0円で競合企業に売却したとします。ちなみに売却額は非公表で世の中でには公開されていない状態です。
0円でもExitしたという実績がつきました。その後再度起業にチャレンジ。

彼はシリアルアントレプレナー(連続起業家)と名乗ることにしました。

シリアルアントレプレナーであれば、2回目の起業だしあの人のプロダクトはイケていると錯覚し、取材もきたり、優秀な人材の獲得やVCから資金調達も容易にできるでしょう。

その結果、仮に起業家がイケていなくても優秀な社員がいいプロダクトに磨き上げて、多くのユーザーもつき、PDCAを回して最終的には素晴らしい会社になっている。いいスパイラルがどんどん回り始め、上場をすることができ、起業家としても急成長し成功者になりました。

 

元々は1回目の起業で失敗し、0円で売却という人なのに・・・

でも錯覚資産をうまく活用したことにより、最終的には他の起業家よりも立派な人になったケースです

まとめ

詳細は本を読んでほしいのですが、ポイントは2つ。

①錯覚資産を利用する人には気をつけろ、見破れ

②錯覚資産をうまく利用して成功しろ

 

錯覚資産を利用し、運用することで好循環を得られます。錯覚資産を知ることでまずは実力のある人とない人を見抜き、騙されにくくなり、他人を助けてあげることもできます。(肩書きが高い上司を見る目を疑うことができます。)

また逆に錯覚資産をうまく利用すると、職場でも良いポジションをゲットすることができ、結局自分に好都合なスキルを得られ、さらに錯覚資産を増やしていくことができるのです。

 

一見対立しているように書きましたが、自身の場面によってうまく活用すれば、プライベートでもビジネスでも大いに役立つと思いましたので本書を読んでみるのをオススメします。

ガネゾウ
ガネゾウ 

30代投資家・起業家 / 20代で起業⇒ 会社売却⇒ 現在はビジネスをしながら幅広い金融商品を運用中。ブログの感想、相談事、仕事のご連絡はTwitterまで。詳しいプロフィールはこちら

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