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2020年代の働き方|暇で退屈な富裕層・貧困にあえぐ労働者

こんにちは、ガネゾウ(@gane_free)です。

富裕層というイメージは、優雅で自由な暮らしを満喫し、お金に困らずに生きている人が多いようにも思えます。しかし、お金や時間に余裕ができれば必ずしも幸せになれるというものではなく、自由な時間があり過ぎて「暇」や「退屈」に悩む富裕層も多いのではないでしょうか。

富裕層が時間やお金を持て余す理由は、成果が収入になる彼らの働き方に原因があります。この記事では3つのポイントからその原因を解説し、2020年代の新たな働き方について考えていきましょう。

 富裕層や資本家の悩みは「暇と退屈」

富裕層や資本家と呼ばれる人々の多くは、自分で商品やサービスを生み出し、リスクを賭して莫大な資産を築いたことから、一部では「成功者」と形容されることもあります。しかし、現実に富裕層は時間を持て余しながら、「暇」と「退屈」という悩みを抱えていることもあるのです。

資本家とは逆の立場である労働者の場合、確かにあくせく働いているイメージがありますし、資本家ほど悠々自適な生活を送っている印象が強いでしょう。一見すると、余裕を持って生活している資本家の方が、自由で幸せに生きているようにも思えます。

ただ、あまりにも時間に余裕を生まれてしまえば、やがてそれは「暇」や「退屈」となって、刺激のない生き方に繋がってしまうこともあるのです。それでは、たとえお金をたっぷり持っていたとしても、本当に成功者と呼べるのかというと疑問が残ります。

では、なぜ富裕層ほど時間を持て余してしまうのでしょうか。その原因を詳しく探っていきましょう。

 なぜ富裕層ほど時間に余裕が生まれるのか

財を成すためにはリスクと賭けて、投資を行わない限りは実現できません。そして、自らリスクを求め、財産形成のために投資を実践しているのが資本家と呼ばれる人々です。その投資法を具体的に説明すると、たとえば株式やFXなど金融商品の取引や、国債や債券投資などの資産運用、自ら商品を仕入れて売る事業、情報を発信して利潤を得るアフィリエイトや情報ビジネスなど、色々な種類があることが分かります。

こうした投資に共通する点は、時間ではなく成果によってお金が生まれることです。労働者は働いた時間に対してしか収入が発生しませんが、資本家はたとえ短時間働いただけでも成果が高ければ大きな収入となって還ってきます。また、資本家の働き方のモデルは時間に捉われないこともあり、しっかりとシステムさえ構築すれば半自動的な収益化を実現できる特徴があるのです。

たとえば、自宅の近所に空いた土地があったため、その土地で駐車場の経営を始めるとしましょう。駐車場の経営を始める場合、関連する運営会社に連絡を取り、初期費用や賃料の見積もりを依頼。その後、設備機器メーカーに設備の設置を依頼したり、管理会社への運営委託を行いますが、事業を始めてしまえばほとんど管理する手間はかかりません。その運営は管理会社が主体となって行ってくれるからです。

上記の例は既に経営システムが確立されているため、採算性を十分に確認していれば半自動化で収益を得ることもできます。一般的に不労所得と呼ばれているものです。

事業のシステム化がうまくいけば、出資者である資本家は不労所得を手にできる反面、どうしても時間に余裕ができてしまいます。これが資本家が退屈に陥りやすい原因と言えるでしょう。

 お金は「稼ぐ」より「使う」方が難しい

お金は「稼ぐ」ことより、「使う」ことの方が圧倒的に難しいとも言われます。

野村総合研究所では資産額が1億円を超える人を富裕層、5億円以上の人を超富裕層と定義しています。では、仮に自分の手元に1億円以上のお金があったとき、あなたならどんな使い方をするでしょうか。洋服や車、海外旅行、贅沢な外食など色々と欲しいものが浮かぶはずです。

しかし、毎月1,000万円を超えるような収入があると、どんなに欲しい物が多くても、お金が余ってしまうのが普通だと思います。物やサービスをいくら買っても、後からまた新しい大金が入ってくると、いずれ消費が追いつかなくなるでしょう。

また、富裕層ほど贅沢を謳歌している印象は強いですが、実はなかには倹約化の人が多いのも事実です。それもそのはず、彼らが行っているビジネスという環境では、いかに収入を高め、支出を抑えるかが重要なので自然と倹約思考にたどり着くのも不思議ではありません。

収入が増え、支出が減ると、当然ですが手元に残るお金は余ってきます。すると今度は新しい悩みが生まれるのです。さて、どうやってこのお金を使おうか、と。つまり、資産家にとってお金を稼ぐことより、そのお金を使って何をするべきか考える方が難しいということです。

 富裕層ほど友人を作るのが難しい

富裕層ほど周囲の交友関係が自分の収入に大きな影響を与えることを知っています。ビジネス用語では「つるみの法則」と言いますが、付き合う人の年収は自分自身の年収と同じになることが多いという統計的な法則のことです。

つるみの法則に従って交友関係を見直したとすると、お金持ちになりたいと望む人ほど、より年収の高い人や資産家と付き合おうとするでしょう。しかし、お金持ちを探したくても実現は簡単ではありません。そもそもお金持ちの数が少ないからです。

野村総合研究所が調査した2018年の国内富裕層の割合は、資産5億円以上の超富裕層は全人口のわずか0.14%、1億円以上の富裕層は2.16%、5,000万円以上の準富裕層でも5.95%です。資産1億円以上の人に限定すると、日本では50人に1人しかお金持ちがいないことが分かります。

たとえば学校の1クラスが30人編成だとすると、このクラスでは気の合う仲間を見つけるのは難しいかもしれません。隣のクラスに遊びに行ってはじめて、ようやく気心の知れる友人が1人だけ見つかるという状況をイメージしてください。富裕層は仲間を見つけるのだけでも、大変な苦労があることが分かるでしょう。

 2020年代は暇を持て余した富裕層と貧困化する労働者の二極化へ

2020年代はこれまでの時代と比べて、より富裕層は時間を持て余す傾向が強まります。2000年には超富裕層と富裕層を合わせた世帯数は83万しかありませんでしたが、2015年には121万世帯にまで増えており、今後もお金持ちの割合は増加する可能性が高いからです。

一方、労働者にとっての悩みは「貧困」が大きいと言えます。内閣府が発表する労働者の動向では、1996年から2015年までの20年間で労働者の現金給与総額は実質0.7%減少していることが分かります。もちろん業種によっては事業が右肩上がりに成長している産業もありますが、日本全体で見た労働者の収入実態は下降線をたどっているのが現実です。

これからの日本は、お金と時間を持て余した富裕層はますますお金持ちに、時間という命を削って必死に働く労働者はより貧しくなり、今まで以上に貧富の差が拡大する可能性があります。彼らに共通するのは「悩みを持つこと」です。富裕層は暇な時間と潤沢なお金をどのように使おうかと頭を使い、労働者はいつまで経っても経済状況が好転しないことに不満を抱くかもしれません。

しかし、新しいイノベーションや新味性に優れたビジネスは、こうした人の悩みから生まれます。今後は、富裕層と労働者の貧富の差を埋めるべく、新たな商品やサービスが誕生するかもしれないのです。

 格差社会でカギを握るコミュニティサービスの可能性

インターネットが普及し、人々の間でソーシャルネットワークに注目が集まったことで、私たちは世界中の人たちと簡単に知り合えるようになりました。2018年、フェイスブックの月間アクティブ数は22億円を突破、Twitterも世界全体のユーザー数は3億人をゆうに超えます。

こうしたSNSが台頭した現代はコミュニティ隆盛期とも言えますが、最近ではコミュニティサービスをさらに拡張、重点化したものも生まれ始めています。

たとえば、polca(ポルカ)というサービスでは、知り合いや友人と共同で行いたい企画をつくり、必要な金額をコミュニティ内で集め合うことができます。友人と一緒に休日にバーベキューをしたいという趣味的な内容でも、やりたいことを思いついたときに企画化することが可能です。

polcaのように、2020年以降の社会はよりSNSやコミュニティサービスが進展し、今まで見たこともないような新しい事業が行われるでしょう。この流れは富裕層にとっても、労働者にとっても大きなメリットです。

また、最近ではネット上のクローズドなコミュニティサービスとして「オンラインサロン」という言葉が注目を集めています。オンラインサロンを簡単にお伝えすると、有料制のファンクラブのようなもので、自分の好きなこと、好きな人のコミュニティにお金を払って参加することに特徴があります。
 
オンラインサロンは月額会員制となっているため、フェイスブックやTwitterなど既存のSNSコミュニティよりも内輪だけのコミュニケーションが楽しめるのです。代表的なサービス会社はDMMやシナプスで、その中では様々なジャンルのサロンを発案することができます。
 

暇とお金を持て余す富裕層は、新たなコミュニティサービスに参加し、今までとは異なる交友関係を発見し時間を有意義に使うことができます。一方、労働者にとっても新たな出会いの場となり、これまで得られなかった情報に触れられるかもしれません。もしかしたら、富裕層の人と出会い、彼らがメンターとなって、人生のヒントや自分に合った働き方を学ぶ場になる可能性もあります。

コミュニティサービスに注目する企業は多いため、今後は様々なサービスが生まれてくるはずですが、気に入った内容であればとにかく使ってみることが大切です。使っている内に交友関係が広がり、時間やお金の効果的な使い方が発見できるでしょう。

ガネゾウ
ガネゾウ 

30代投資家・起業家 / 20代で起業⇒ 会社売却⇒ 現在はビジネスをしながら幅広い金融商品を運用中。ブログの感想、相談事、仕事のご連絡はTwitterまで。詳しいプロフィールはこちら

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